サクラ、サクラ、クローバー

花びらのように繰り返し

春が好きというひとと
春を雨で散らせるひとと
滝のような落差の隙間に万有引力
私は孤独で全てが通り過ぎていく
春は慌ただしくて幻想
三寒四温が綾なして
期待と哀しみを繰り返すから
目を閉じていた方がいいと
待っていた花が知らずに散るなら
探さない方がいいと

ただ、それでも、けれど、
花びらのように繰り返し、

ただ、それでも、けれど、
あなたが孤独に花を待つのなら
ただ咲くだけの花になり
あなたを喜ばせてみたい
あなたの指に触れる弱い白
それが美しいというのなら
もっと純粋に風に寄り添って
あなたの慰めになりたい
熱の冷めない涙のような春になり
笑うあなたを飾れるのなら
まだ目覚めない夢の中の瞬きに
笑い合う桜色を見せて微睡に
花びらのように繰り返し


春色に染まれ

君よ春色に染まれ
季節の芯に通う
桜色の血流となり
君が生命の目を覚ます
君よ春色に染まれ
胸の内の鍵を開け
シロツメクサを咲かす
君が春の震える呼び声
温かな熱を浴びて
春を水が写し込む
空が花の色に染まる
君の色を反射する
君よ春は美しい
優しい風は誰でもない君の息吹
君よ春色に染まれ
靴など捨てておいで
春はこんなにも美しい
君よ水鏡に映るものを見よ
儚さよりも春の喜びを
誰もが心待ちにした春が
二極の間に花を咲かして
春が来る、流れのように


eos:3本とも読んでくださった方がおられましたら、誠にありがとうございます。多分ここまで読む人いないんで、好き放題語っちゃおうか。

鹿嶋:あらやだー!どこまで話しちゃおうかしら!

eos:実は一日で仕上げたこととかじゃない?

鹿嶋:詩の擬人化男子シリーズは毎回そうだよ

eos:私も、大体、30分くらいですね(これ言っちゃだめじゃない?)。

鹿嶋:そこでつまずいてちゃ何も語れないよ。重要なのは制作時間じゃないのよ!

eos:いいこと言うねえ…。詩の擬人化男子については対談が、私がモニャモニャになるので…制作裏話書くのがね、時間かかってね、省略しようって話になったんですよ今回。

鹿嶋:今回の絵には今まで以上に私からの願いというか、伝えたい気持ちがあって描きましたね。だいたい(このシリーズは)今までもそうだったんだけど、彼が何に向かって微笑んでいるのかということをハッキリ描写したくて、もっと伝わるように。

桜というか春そのものに喩えたのは、私は春とか桜というものは、すごく強くて優しくて永遠に終わらないもの、とても尊いものだと思うからです…。春はすごく優しい季節、豊かというか…重要な意味を持つ季節だと思う。

この絵は見ての通り桜と彼が溶け合って、そのことを彼が幸福に思っている。今までよりもっと純粋に喜んでいる詩の擬人化男子、赤子のような純粋さというか、そういうものを描きたかった。ただ自分の幸福だけを感じているというか。ハッピーパラダイス✿という感じの。この絵に描いてある桜は彼にとってそういう存在なんだよということを分かってほしくて。

eosさん自身に春をもっとこの絵のように感じてほしいというか。儚いものだと遠くを見るんじゃなくて、春の温度があなたの中にあるよっていうのを伝えたくて。て感じです。

このシリーズは簡単に言ってしまえばeosさんへのファンアートなんで、eosさん自身に伝えたいメッセージを込めています。

eos:前ページにも書いたんですが、そのメッセージに私は圧倒されてしまいました。それで、迷走して3つも詩を書くことになっちゃいましたね。

鹿嶋:私がeosさんに、「彼に対する詩」を書いてくださいってお願いしたんです。この絵にはそういう詩を載せたほうがいいと思って。

eos:苦労しました正直、苦しくてね…、鹿嶋さんが伝えてくれているメッセージを素直に受け入れることが難しくて…。

鹿嶋:私は1つ目の詩(花びらのように繰り返し)でも十分いいと思ったんだけど、でもeosさんが悲しい作品になっちゃったって、もっと頑張ってみるって言って3つ目の詩(サクラ、サクラ、クローバー)を書いたんですよね。

eos:鹿嶋さんから伝えられているメッセージは私に喜びを感じてほしいということや、幸福を受け入れてほしいということ、それも、叱咤ではなくて、その資格があるということだと、分かっていて、でもそれを受け入れることが難しくて…。

鹿嶋:もっと言うならば、すでにeosさんは幸福を呼ぶ存在であるということを知ってほしくて。あなたの中はすでに幸せで溢れている、あなた自身がそうであるということを。もにゃ

eos:うん…ほんとありがたいことなのにね、うまくできなくて…。ひとしきり、悲しい詩を書いてクールダウンしたあとで、3つ目をね、書きました。(あ、実際に書いた順番は、一番最初は春色に染まれなんですけどね。)

うん、ほんとにありがとう鹿嶋さん。

鹿嶋:むにゃぁ~。言いたいことは言った!!!

eos:この絵に表されたことは具体的な事象や言葉をもって表現することでは足りないと思い、三本目は抽象的な詩になっています。分かりづらいかもしれないんですけど、鹿嶋さんが伝えてくれたことを超包括的な視点から描写しているというか、全てを受け入れた上での視界です。伝わったらいいなと思います…それが美しいということが。

…誰も読めないほどめっちゃ長くなったな!

鹿嶋:これは我々が読み返す用ですね。

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2件のコメント

  1. 男の子可愛いです(*´ω`*)
    顔がイイしピンクも花も似合ってますね
    黒髪よき

    • Kashima (rAKKA)

      ありがとうございますー!!ピンクと花の似合う男子は素敵だと思います~

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