Hachi-Octavius(@id03_hachiko)さんのディルガイ小説本の表紙・挿絵イラストを担当しました。(鹿嶋)
ドゥリンの毒血に濡れながら堕ちていくガイアさんを表現しました。頭上から差す光を眺めている彼の瞳がどんな感情を映しているのか…
![](https://i0.wp.com/rakka.fun/wp-content/uploads/2022/07/ultimum-1024x724.jpg?resize=620%2C438&ssl=1)
制作裏話
eos:本日は我々が参加させていただいた原神二次創作小説同人誌「ULTIMUM OPTATIO 最後の希望」の作者Hachi-Octavius(以下:おくた)さんにお越しいただきました。張り切って対談いきましょー
おくた:よろしくおねがいしまーす
鹿嶋:表紙挿絵担当した鹿嶋でーす。
eos:あ、ちなみに本はイベント期間中に完売ということで、おめでとうございました! では、制作のことについて二人で対談してね。どうやって制作したか?とか?
おくた:私が最初はなんか無茶な要望を言ってた気がするよね。ガイアが落下して見上げているんだけど上から光が注いでいると同時に、血に侵食されているみたいな。言葉でいうとちょっとよくわからない要望でしたね。
鹿嶋:いやでも、明確なイメージを教えてもらって、そこからはさくっとラフも上がって描けたんじゃないかな。作画には時間かかったけど。
おくた:イメージソングとかもお伝えしましたね。
鹿嶋:描く上で参考になるんで作業用BGMにしたくて、私が、なんか無い?って所望しました。
おくた:King Gnu の「Prayer X」をイメージソングとしてお伝えしたんですけど、結構暗い曲なので、これを延々リピートしているというのを鹿嶋さんに聞いて、メンタルを心配しましたね、大丈夫かなってw
鹿嶋:鹿嶋さんは暗い曲に慣れてるんでw大丈夫だったけど、ずっと聴いてたわけではなくて、最初のラフのイメージを膨らましているときに聴いてた。そこから映像をイメージするのがよくやる手法なので、大変参考になりました。
おくた:最終段階の仕上げで調整をたくさんしてくれたよね。
鹿嶋:単純に時間かかったなーってことくらいしか覚えてなくて。どこに悩んでたのか全然おぼえてないです。
おくた:eosさんが言って、ガイアの目のところを修正してくれたんだよね、なんか。それがいい修正だったなと私は思っていて。
eos:非常に細かいところなんですが、瞳孔の見え方、塗り方を細かく修正してもらいましたね。あと、血の色とか形とか、いろいろ頑張ってもらいましたね!
おくた:結果として印刷したときどうなるか不安だったけど、割りとイメージに近い色で印刷してもらえたから良かったなって感じですね。
eos:せっかくお越しいただいていますので、この絵の意味合いをここでおくたさんに語ってもらいましょう。
おくた:落ちていくガイアさんが見上げる先にいる光=ディルックを、若干諦め、寂しさをたたえた目で見ているところがポイントです。物語的にはディルックはそんなガイアを黙ってみているはずもなく、持ち前の突っ走る性分でガイアさんを引き上げてくれていますからね。それでこそディルックだと(何言ってんのかな?)
鹿嶋:表紙描くうえで表紙で本の内容を語り尽くしてはいけないというのは意識していたところで、本編中の「希望」を表紙で語り尽くしてはいけない、表紙はあくまで導入と言うか。
逆に、「希望」を語ったのが「黎明」です。
![](https://i0.wp.com/rakka.fun/wp-content/uploads/2022/07/reimei_post-1024x705.jpg?resize=620%2C427&ssl=1)
鹿嶋:これはポストカード用に…っていうか私が勝手に描いたやつです。
おくた:それを私がポストカードとして勝手に作成しましたね。おまけとして本につけています。
鹿嶋:絶望に飲み込まれるガイアさんと、希望に包まれるガイアさん。という二面を描きたくて用意しました。
おくた:表紙のガイアさんと黎明のガイアさん、両方最高でめっちゃ好きで、もともとポストカードをつけるつもりはなかったんですけど、どうしてもこれを印刷したくて。形にしたかったので、採算度外視でくっつけました。
鹿嶋:ポストカードにしてくれたの嬉しかったねえ。やっぱ本編と一緒に楽しんでほしいイラストなので。本を手に取った人がこの絵を見てくれるというのが嬉しかったです。
eos:ふたりともよくがんばりました!たのしい同人誌制作に関わらせていただきありがとうございました。
おくたさんの小説のラストシーンの情景に寄せて私が書いた詩もあるよ、読んでくれる人は次ページへ!
Hachi-Octavius
この度は対談にお招きいただきありがとうございました!ちょっと緊張しましたが、楽しかったです!
制作中は自分のことに精一杯で、お二人にはご苦労をおかけしましたな…。でもおかげさまでとてもいいものができましたね。ぜひ、また機会があれば。
eosHoshiyo
お忙しい中、対談にお付き合いいただきありがとうございました!またお話に来てもらえたら嬉しいです!緊張不要ですぞー♪
おくたさんの今後のご活躍、応援しています!執筆頑張ってください〜!✨ガイア大学の次のプロジェクトも楽しみです🦀