Sweets without Coffee so Sweet

君の好きなの知ってるよ
透明な夢の青、主系列星の青ソーダ
氷とアイスクリームを混ぜて
濁らせてあげよう
もっと愛の色になるように
弾ける音、星々の、薄いvoidを破る
甘いものを怖がらないで
夜さえ明るく、孤独なんてどこにもないんだ
悪夢に染まった網をゴミ箱へ
風を待つ必要さえもないんだから
赤いイチゴソースで春色に
とことんちゃんと甘くした
この一口を君にあげます
もったいぶったコーヒーが届く前にね

どうぞ目を閉じて全部味わってsweet
喉の渇きさえ忘れるよsweet
コーヒーなんて忘れるくらい
もう一口と一口と繋がって
食べきってしまうほどsweets
ほんとは頼んでないんだコーヒーは
それに気づかないままsweet
食べ終わってから教えてあげるよ
必要だと思いこんでいただけだってsweet

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制作裏話

鹿嶋：この絵は詩の擬人化男子についての対談のアイキャッチ用に描き下ろしたものです。

eos：私は、もっと簡単な絵でいいと思ったんですけど…鹿嶋さんは手を抜いて絵を描くのが苦手な方ですから…。マネージャーとしては、出来得る限り効率的に、労力をかけずにって思ったんですけど、結局すごい気合で一気に描いてくださいましたね。素晴らしいイラストだと思います。

鹿嶋：だってえ…対談記事にアイキャッチとなれば、いい絵を入れたかったので…。

eos：上のこの、おはようユニバースじゃだめなん？

鹿嶋：イメージと違う。もっとちゃんとかっこいいのを入れたかった。

eos：私はこれでいいと思ったんだけどな、っていうか、これ、私がこういうのを描きなさいって言って描かせたんですけどね…。

鹿嶋：（おはようユニバースは）採用不可でした。

それに今回描いたイラストは時間もかかってますけど、対談記事用アイキャッチにとどまらずeosさんが詩を書いてくれるだろうとこっそり思っていましたので。案の定、渡して5分くらいで詩を書いてくれました。

eos：こんな素晴らしいイラスト描いてもらったらねえ…もったいないよね。それに、差分とかさ！寄越すから！！やめろって言ったのに！そんな時間かけちゃだめって言ったのに！

鹿嶋：差分は2つ合わせて制作時間30分程度ですぅ～

eos：ここで言い合ってる場合ではない。鹿嶋さんのイラスト制作秘話を語ってくださいよ。

鹿嶋：爽やかでポップな感じにしようという大雑把なイメージと、雑誌の表紙みたいな澄ました感じというコンセプトで描き始めたのですが、実際描いたら後者の要素は消し飛んだ…。なんでデレデレクリームソーダつついてんだよ？

eos：私は何もどういった絵なのかとか聞かされずにいきなり渡されたんで。でも見た瞬間、なんの違和感もなかった。私的には、ああ…そうですね、すごく、詩の擬人化男子ですねえって、今まで以上に、私のイメージに近づいているというか、正直そう思いました。

鹿嶋：常に進化しているということよ、私もね。

詩の内容についてですが、「もっと愛の色になるように」とか「甘いものを怖がらないで」とかその辺の意味を語ってほしいなあ？

eos：はい。そういうところは、読み手の自由です！私が理解する意味を詳細に語ることは可能ですが、そうしたら、国語のテストみたいやん、厳然たる答えがあるのですみたいに思われてしまう。私が言ってしまうとそれ以外の意味が許されないってなっちゃう。詩を書く人っていうのはみんな私のように思っていると思います。解釈は読み手に任せられていて、書き手がどういう意味を込めたかは全く重要じゃないのです。自由に読んでいただくことこそ、もっとも嬉しいことなんです。（あと、語るのが恥ずかしいです）

鹿嶋：（恥ずかしいだけでは？）

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